良好な人間関係の土台にあるもの

Uncategorized
この記事は約5分で読めます。

 

こんにちは。

今日はHSPの人間関係、対人関係について、自身の経験を元に掘り下げてみたいと思います。

 

HSPの気質は生まれ持ったものなので、その場の雰囲気だったり人の感情だったりを敏感にキャッチすることも生まれながらにしてきた繊細さん。

私は昔から泣かない子でニコニコしていたそうで、幼いながらに色んなことを感じとっていたのかもしれません。

 

過去の振り返りの投稿で記録に残してきましたが、年を重ねるにつれて気質からの影響は次第に大きくなっていきました。

誰かと常にいないと生きていけないという人がいるように、私は一人の時間がないと生きていけません。

誰かと過ごすことが苦痛なのではなく(むしろ喜び)、色んなことを察したり気づいたり意識をして気疲れしてしまう自分を知り、一人の時間を大切にしています。

 

まだ会社勤めをしていた頃の私はHSPのことを知らず、自分を大切にする術も身についていなかったので、とにかく疲労と躓きの連続でした。

HSPだということまで辿り着けてなかったとしても、これが分かっていたらなぁ…と思うことがあります。

 

それは、ざっくり言うと みんな違う ということ。

私と周りの人が、同じ考えや感覚を持って生きているわけではないということです。

すごく当たり前のようなことですが、これがしっかり土台になかったことで、これまでたくさん(勝手に)振り回されてきました。

 

私は占星術が好きなので、星座ごとにそれぞれ特性があるということは知識にあったのですが(血液型も)、生まれながらの気質や感覚の違いなんて、考えたこともありませんでした。

 

あの人はこう感じているのかな、こう考えているだろう、こう願っているだろう…そんな一つ一つを半自動的に感じとり、反応していた自分。

もちろんそれが当たっていることもあるでしょう。

しかしそれは、自分が生まれつき、または経験してきたことによって作られてきた私のレンズを通して見て、予想していることです。

私の場合は、繊細が根っこにあります。

その感覚の行く先に、何か誤解して捉えていたこともあったのだろうと今は思うのです。

 

ほとんどの人が自分のレンズを通して、感覚を通して物事や人を見ています。

いくら本人がそれが正しいと思っていても、相手の立場に立って考えていたとしても、それはオリジナルな自分のレンズを通して見ています。

相手は相手で自分のオリジナルレンズでまったく違う風に見て捉え、感じているかもしれないのです。

 

過去の私はそのことを理解できていなかったので、何でだろう、どうしてこんなことするんだろう、こんな風に言うんだろう、その態度は…といちいち無限ループにはまっていました。

人は皆違う、私とは違うということをもっと深く理解できていたら、もう少し楽に生きてこられたんじゃないかなと思います。

知るって、本当に大事ですね。

 

自分にとっての当たり前が、当たり前の感覚が、相手にとってはそうではないこともある。

十人十色。
みんな違ってみんないい。

こうした言葉も有名ですが、男女だけを見ても大きく違いがあるように、人ひとりひとりが皆それぞれなんだという基本をもって生きるだけで、どれほどのことが解決するでしょうか。

 

人間関係で起こるストレスや問題のほとんどが、この違いを理解できていないことによって起きています。

敵のようにしか見えなかった人の見え方も、相手が何を考えているのか分からず悩んだ日々も、‟根本の違い”を受け入れることによって変わってくるかもしれません。

それが良好な人間関係を築く最初の土台、初めの一歩になるのだと思います。

 

PS.
もちろん中には、どうやったってどう考えたっておかしな人もいます。

特にHSPの人は、可能であればそのような人とは距離を置く必要があるかもしれません。

 

私はそうした難しいお相手に対して一生懸命理解を深めよう、距離を縮めようと努めるタイプでしたが、うまく行ったことがありません。笑

益々苦しい思いをしたり、ストレスが溜まっていきました。

 

HSPの人って、第一印象が何となくあたることが多いと思います。

心がざわつく人、何か違和感を感じる人…
うまくいかないことが多いですよね。

 

私は万人を人間として愛する人間でした。

皆同じ命で尊くて、皆昔はかわいい赤ん坊だった。

何か嫌な思いをした時には、そんなことをイメージしながらその人を大切に思うのが常でした。

 

誰かが嫌いとかそういう言葉を聞くとすごくショックで、その嫌われた人も昔は赤ん坊で…からまた始まり、その人を大切に思う家族がいて…と尊きイメージで大切に思います。

万人を愛そうとする。これがHSPの特徴なのかまた別の生まれ持った何かなのか分かりませんが、今も自分の根底にあります。

 

けれど自分の本音で生きていくと決めてから、少し緩んだように思います。

好きな気持ちも嫌だなと思う気持ちも自分の感覚であり、大切な本音なのだからそれを尊重したいと思うようになりました。

今の私は、自分の本音を聞いてあげたいという気持ちが強いので、好きなものは好き、苦手なものは苦手、キライなものは…もしそう感じるようなことがあればそれも受け入れてみようかな?

そう思っています。

 

今日も読んでくれてありがとうございました。