こんにちは。
今日は適職や天職を見つけることについて、HSPの私の経験をもとに綴りたいと思います。
私はこれまで、仕事における自分に合った居場所を探す、長い長い旅をしてきました。
この先のことは誰にも分からないので 今も‟辿り着いた” とは言いませんが、適職・天職に関してとてももがき答えを見つけてきたので、記録に残したいと思います。
私は特に社会に出てからHSPゆえに生まれる苦悩が増え、結果として転職が続きました。
私の家族や友人、出逢った人たちの中でも、こうした経緯を辿っているのは私だけでした。
原因を自分なりに考えてきましたがしっくり来るものはなく、HSPを知ったことでこれまでのすべてのもがきに納得。
以前の投稿、自分を知ることの大切さでも綴っています。
環境も人も仕事も、自分に合っていない時の違和感を捉えやすいのがHSPの特徴の一つです。
その違和感を頑張ることで放置するとストレスになり、心身が消耗していきある日限界を迎えます。
疲労やストレスが外側に不調となって現れた頃には遅く、そのずっと前から、へっちゃらな顔をして笑っている時から、本人の中ではすさまじい葛藤が始まっています。
HSPのことを知ってから、私は数人の人がよく頭に浮かびます。
ずばり私をものすごく悩ませた人たちです。笑
当時は敵なのかと思うほどに苦悩しました。
けれど、今ではただ単に自分とは違う感覚を持っている人で、合わない人だったんだなとシンプルに思います。
(例外として、それだけでは解決しない方もおりますが…)
さぁ、ここでこれから頑張ろう!と張り切る職場にそうした人がいると悲劇なんですが、HSPのことを知っていれば捉え方も変わり、もう少し楽だっただろうと思います。
みんな違う、自分とは違う感覚をもっている。
これです。
ですがやはり、人生の大半を過ごす仕事の時間が自分にとってどんな時間であるかはとても大切。
ストレスフルな時間なのか、楽しく甲斐のある時間なのか。
当時私はHSPを知らなかったので、ほとんどが心身を壊して転職するという悲惨なルートを辿っていました。
退職の際に怒りや嫌味を受けることもありましたが、何より自他の期待を裏切ってしまうような辛さと挫折感がとにかく苦しかったです。
それでも...
合わないその環境や人、仕事から離れたことは間違っていなかったと思います。
全てを置いて離れることは究極的ですが、当時の唯一の選択肢でした。
社会人なんだから、仕事なんだから、周りや状況が~だからと割り切って自分の感情を治めようとすることは、HSPさんにとって危険なことです。
先ほども書いたように、感じている違和感やストレスにとても敏感だからです。
人と接する時、ある環境にいる時、仕事をしている時。
心が落ち着かなかったり、嫌な気持ちになったり、喜びを感じられなかったり、そういう感覚の一つ一つ。
ささいな、時に大きなその感覚はHSPさんへの大切なメッセージです。
そして違和感のその逆、ぴったしかん感的な安心感、この人たちって何かいいな、ここは心が落ち着くな、この仕事楽しいな…!
そういう人たちが、そういう場所が、そういう仕事が誰しも必ずあります。
合わないところで耐え忍び頑張るより、合う人たちや環境、仕事を探すことを私はお勧めします。
私は現在雇われ仕事を辞めていますが、好きなことや得意なことが外にあり、いい職場に巡り合って働いている方もたくさんいます。
HSP・繊細さんの中でも得意分野、向き不向きはそれぞれですし、就いている職業も実に様々。
得意なこと、向いていること、好きなことに向かっていけたら楽しいですよね。
私が勤めた職場の中には、大好きだった職場ももちろんあります。
想像を超えた肉体的な負担により体を故障したり、仕事の内容に熱くなれなくて転職をしたケースです。
環境・人・仕事のすべての条件が自分に合っていないと、後々辛くなっていきます。
繊細な感性によって、仕事だから…と割り切れないHSPの人はたくさんいるのではないかと思います。
いつも自分が感じたことは自分にとっての正解です。
自分の想い、感覚を受けとって大切に生きていくことは、自分自身との信頼関係が深まり、まわりからの影響も受けにくくなります。
ただの我儘だと思う方もいるかもしれませんが、「わたし」にとってのたった一度の人生です。
自分が幸せでいられる仕事・居場所を自分で見つける、自分でつくっていく。
これは自由そのもので、すべての人に許されていることです。
誰にも何にも縛られずにいるとしたら、私は何がしたいか。どんなことが好きか。喜びか。安心か。どうありたいか。
以前の投稿自分を大切にするヒントやマインドフルネスと瞑想で触れましたが、深い呼吸をしていつも自分の心身の声を聞いて生きていく。
人生で大切なものは多くありません。
自分を大切にして、そしてまわりの人たちを大切にする。
仕事は悩みの種ではなく、「わたし」でいる場所であり、「わたし」を幸せにしてくれるものの一つにしたいですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。