こんにちは。
このブログのタイトル‟今ここ”は、マインドフルネスでよく使われる言葉でもあります。
今日は世界的に広がっているマインドフルネスについて触れてみたいと思います。
マインドフルネス(mindfulness)は、「常に落ちついた心の状態」を言います。直訳ではありません。
いまこの時この瞬間に気づき目覚めている、意識を向けているというエネルギーであり、出来事や状況、経験に対して何もジャッジせずただ観ている状態のことを言います。
私は過去の勤め先で購入する決まりになっていた「ブッタのしあわせの瞑想∼マインドフルネスを生きる」という本を持っています。
当時はこの本の熟読には至らず瞑想も続かなかったのですが、本音で生きることを目指すようになってから瞑想に関心をもち、眠っていたこの本を開きました。
マインドフルな生き方は瞑想を通して発達していきます。
世界的企業も取り入れているマインドフルネスは、ビジネスでのパフォーマンスやモチベーションを上げたり、メンタルヘルスを保つことができるなど多くの利点があります。
もちろん気質に関わらず多くの人々に浸透しているマインドフルネスですが、HSPの人にもとてもおすすめしたいです。
あらゆることに敏感に気づき反応していくHSP気質の人は、人一倍心や脳が疲れやすいためです。
私の感覚では脳が満杯という感覚。
一つ一つのことを半自動的に受けて反応し、いろんな思考や感情で頭がいっぱい、心がいっぱいになります。
人間の脳はどの臓器よりもエネルギーを使っているそうですが、その事実が日常生活の中で体感できるくらい、脳が活動し疲れていくことが分かります。
そして脳を休めたい、空っぽにしたいという欲望がでてきます。
皆さんはいかがでしょうか。
瞑想によって、一度脳をオフにする。
思考を静める。
疲れを感じる時はもちろんですが、脳はいつもお疲れさま状態なので今では瞑想は日々の日課になっています。
脳を休めることができると、心身が感じる小さなストレスに気がついたり、より大切なものに気づくこともできます。
自分の心身の状態を知ってケアしていくことで、日常の中で無理することが減ったり、自分を大切にして生きることが出来るようになります。
心ここにあらず。という言葉がありますが、そのように今と分離して生きることが癖になってしまうと、人生の恵みや深みに触れることがなかなか出来ません。
いまこの瞬間、この人生に触れる。
次の瞬間も、また次の瞬間も、いまに触れる。
その繰り返しです。
初めはうまくいかないかもしれませんが、何でも練習。
少しずつ‟今”を意識する時間が増えていき、マインドフルになる流れが自分の中にできていきます。
また、瞑想は座って目を瞑り行うイメージがありますが、実は目を開けたままでも、立ちながらでも、歩きながら、食事をしながら、電話をしながら、ヨガをしながらなど…いつでもどこでもできます。
時間も何分でもいいのです。
私は普段3分瞑想を行っていますが、30分だっていいし10秒だっていい。
決まりはありません。
思考でいっぱいになったり、焦ったり、心がざわついている時には、今この時に自分を戻すために一度深呼吸をします。
これはとても効果的で、深い呼吸の偉大さを感じます。
瞑想は自然な呼吸で行いますが、状況により意識的に呼吸をすることで心と体は一つになり、その状態で今ここに生きることができます。
本音で生きる=心の声を聞く=ありのまま=私に還る=今ここ。
ことばが違うだけで全て同じこと。
脳を休めることで脳を占領していた思考が鎮まり、心の声が聞こえやすくなります。
瞑想中に思考を鎮めることは簡単ではありません。意識せずとも出てくるのが思考です。
けれど無理して抑えることはなく、またその思考に流されることもなく、ただ気づき、受け入れます。
そこに良いも悪いもなく、判断もしません。
ただありのままの自分を受け入れます。
そして思考が事実ではないことに気づきます。
呼吸に意識を向けても思考が止まらない時は、ボディスキャン瞑想がおすすめです。
MRIで上から撮影していくように、今の体の感覚に意識をあててじっくりと上から観察していきます。
時に血液になったつもりで流れながらスキャンすることもあります。
いろんな瞑想があるのでその時々で変えてみたり、自分に合うものを見つけることで続けやすくなります。
PS.
人生の目的や目標は、生きる上で大切なものです。
ですが明るいだろう遠い未来が私たちの目指す目的地ではなくて、今この時こそが目的地なんだと今日紹介した本にありました。
その言葉を読んだ時、私は今と分離していつ来るかも分からない未来を思って生きていたのだと気づきました。
幸せも平和も安らぎも自由も
いつかやどこかにあるのではなくて
今ここにある。
これからもマインドフルに生きられるように、‟今ここ生活”が当たり前になるように瞑想をしていきたいと思います。
今日も読んでくれてありがとうございました。